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過去の日記



[行間を読め!]

Feb.3,2002 (Sun)

鬱ノ宮

 出張移動につき、宇都宮入り。
JR宇都宮駅東口より歩いて1分の某ビジネスホテルにチェックイン。
このホテル、予約を取った同僚がむちゃくくちゃ不快感を示しており、場合によっては適当に日を短くして別のホテルに移動しようかと思っていた。
 が、まぁ、実際に入ってみると、単なるビジネスホテルで、ホテル的なホテルじゃ無いだけだった。
フロントその他が怪しいのは違い無いがね(笑)
このホテル、ひとつだけ良いところがあって、ネット接続が無料なのだ。
接続依頼をして、手動で接続させた後にしか使えないのだが、この程度のホテルならばいたしかたない所だとも思う。
根本が何かまでは解らないのだが、モデムを結線してダイアルアップすると56kで繋がる。
割り当てられるのは、キッチリとクラスCのローカルIPである。

 今後の出張の為に・・・というと大げさなのだが、まぁその通りだし・・・投入した93Jだが、コイツには万が一の為に、仕事が可能な環境を用意してある。
宣言するほど大げさな事では無いのだが、要はVMWareを載っけてるだけ。
で、コイツが今回ホテルでネット接続するのに邪魔になった。
使った事がある人は解るだろうが、VMWareってヤツはVM(バーチャルマシン)をネットに参加させる為に、LANの仮想アダプタと接続設定をホストOS側に作り出す。
で、問題は接続設定の方。
VM側でクラスCのローカルIPを設定していたが為に、ホテルの設定とかち合ってしまったのだ。
「な〜んで繋がらないかなぁ・・・」
と思いながら、色々とチェックしてようやく繋がった訳だ。

 ついでに言うと、それ以前にも、モデムが使うCOM3をHotSyncのポートに使っていてモデムが動かなかったり・・・2重に原因があって、全部調べ出すだけでも50分程時間を浪費してしまった。
う〜む、プレーンなDOS系Windows環境をやっぱり用意しておくべきかなぁ。

マクドにて

 近くに適当な牛丼屋が無かったので、マクドナルドで適当にカロリー摂取。
と、隣に居た女子高生達の話が聞こえて来た・・・。

「だからぁ、**で**を取らなきゃダメなんだよ」
「え〜、じゃ**と**でアレすれば・・・」

等々、なにか議論が白熱している。
アバンティの教授よろしく、聞き耳を立てる事にした。

「だから、**の攻撃力じゃ**は倒せないんだって」
「でも、**と**があれば、大丈夫なんじゃ無いの?」

ん?

「もう、雑魚ばっか殺してお金貯めるのはイヤなんだって」
「でも、進めないんでしょう?」

はぁ?

「じゃ、**が取ったマジックアイテム頂戴よ」
「え〜、ヤダよ〜」

  • ・・・そう、彼女らはRPGの話題をしていたのだ。
    しかも、オンラインRPG。
    どうもなぁ、クソ寒いのにミニスカはいて、チャラチャラした女子高生がオンラインRPG?
    ああ、時代はこうも変わったのか?!

はぁ、きっとこれは貴重な経験だと思う事にしよう。


Feb.4,2002 (Mon)

鬱ノ宮出勤

 気になる職場は某ビルの7階に入っている。
流石に某社だけに、それなりに便利な位置のビルに入っている。
でも、なんかイヤな場所だ。換気がちょっと悪い感じ。
スペース効率の方が優先されるせいで、やっぱり狭い。

 まぁ、職場はどうでも良い。
問題は、一週間後から入るマンスリーアパートの方だ。


Feb.5,2002 (Tue)

 仕事で、WindowsNTのシェルスクリプトを弄る可能性が出てきた。
というか、ひとこと「やって」とだけ言われたのだ。

 何をするかというと、開発環境管理用のツールをローカライズせねばならないのだ。
もともとこのツールは、某社のパッケージ製品には含まれず、導入現場のSEが効率化の為に組んだもの。
問題は、某環境専用に組まれている為、移植が面倒という点。
完全に単体で動作する訳じゃ無く、NTのリソースキットが前提である。
誰もが言う事だが、なんであのツール群って標準で組み込んでくれないんだろうか?

 で、問題がひとつ・・・Windowsのシェルスクリプトなんて組んだ事ないぞい。

 確かに、単にローカライズするだけなら、埋め込みの内容を此方の構成に合わせて修正すれば良いのだが、それでは勿体ない。
どうせ組み直す必要があるのだから、ある程度の汎用性は持たせたい。
が、そうするってぇと、モジュールのかなりの部分のコードを組み直さねばならん。
仕事としては、Windowsのシェルスクリプトを勉強する機会という事で非常に歓迎ではある。
だが、時間がちょっと・・・これをメインに仕事して良いなら幾らでもやりようはあるのだが、空いた時間でやるというのがキツイなぁ。

◇WindowsNTシェルスクリプト
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Feb.8,2002 (Fri)

 今日は作業の間を縫いながら、非常に面倒なインストール作業をこなす。
まず、NT4のメディアからisoイメージを抽出。
が、この前段階がまた面倒。
適当なリッピング機能を持ったソフト・・・要はライティングソフトだが、これが無い。
という訳で、ネットで配布されている期限付き試用版を落としてきて、そのソフトの形式でイメージ抽出。
しかし、慌てた為にCloneCDでイメージの抽出をしてしまった。
CloneCDの形式だと、直接isoに変換できるフリーウエアが見あたらないのだ。
で、これまたフリーのCloneCDのイメージをマウントできる、仮想CDソフトをダウンロードしインストール。
仮想CDとして、CloneCDのイメージをマウントし、このドライブを対象としてCDRWinでまたイメージ化。
そしてできた、*.cue/*.binファイルを元に、isoイメージをフリーウエアにて作成。
 で、できたisoイメージを、VMWareよりマウントし、\i386\winnt32.exe /OXを実行。
*.flp形式でSetupDiskを作成、FDのイメージ3ファイルと、NT4のisoイメージファイルを用いてようやくインストール開始・・・と行くハズだったのだが・・・。

 *.flp形式のSetupDisk#2が、何故か作成できない。
3つのディスクを同時に作成するのだが、どーしても2番目のDiskだけがちゃんと作成できない。
いったい何が悪いのだ?進捗には影響していないものの、完了できなかったのが非常にアレだ。
来週持ち越しか?

 オフィスの入っているビルの隣には、「αランド」とかいうPCショップがある。
丁度持ってくるのを忘れていたストレートケーブルを購入。モバイル用の巻き取り式なヤツが欲しいのだが、そう都合良くは置いていない。というか、でかすぎ。薄くて小さいの売れ!

 どうも田中【元】外相は、辞めさせられて彼女個人の支持率が上がった様だ。
やってればやってたで、無能とまではいかないものの、とてもじゃ無いが”巧く”とは言い難い活躍。
プレッシャーに負けて、マスコミの前で泣く。
官僚の責任追及に忙しすぎて、国益を左右する組織の掌握は後回し。
辞めさせられた後は後で、現外相に意見を求められれば、古くさい慣例を持ち出しごねる。
「9ヶ月が無駄になってしまう」と言うが、9ヶ月を無駄に過ごしたのは誰?

『なめられたらおしまい』

 ならば、もっとやり方はあっただろう。
鈴木宗男代議士のとばっちりと言ってしまえばそれまでだが、辞めた状況だけでここまで世論がああなるものなかねぇ。
不思議不思議。

 といった内容の報道なのかゴシップ垂れ流しなのかわからないマスコミの騒ぎっぷりは、冬季オリンピックのおかげで、なりをひそめつつある。
人間の記憶の在り方の如く、インクリメントされるのは常に新しいニュース。
立つ鳥が、後を濁しまくっては世間の同情も長くは続くまい。

 あっさりとすげ替えられる首が落ちた後に騒いでは、それはもう怪異。
税金の分配会議と低レベルな口喧嘩、優先させるべきがどちらかなど、公人である国会議員には自明だろう?

 だる〜くなってホテルに帰って、付けるテレビはこんなもんかい。


Feb.14,2002 (Thu)

戦慄

 鬱ノ宮の某社に出社。
 取りあえず開発機と持参ノートをBootさせながら、タバコを吸いに喫煙所へ。
本社から出張して来ているTLと、同じ長期出張中のSTLがタバコを吸いつつ、打ち合わせとも世間話ともつかない会話。

「おはようございます」
 と、私もタバコの輪に加わる。
「やっぱりああいうのは新人の仕事だよね」
 STLが私を見つつ言う。
「え?何の仕事っすか」
「ああ、○×△(我が社の独自開発システム)のサポートだよ」
 ・・・なにぃ!俺にまた戻れと!・・・
ついでに言うと、11月まで私がやってた仕事が、このシステムの開発でした。
正直、12月から抜け出す事ができて、ドッと肩の荷が下りて安心していたのだ。
しかし、ここへ来てまた戻れというのはあり得ない訳じゃ無いが願い下げというもの。
「でも、入鹿君は主戦力(←人手不足とも言う)ですから今更外せませんよ」
 STLのフォローにホッとする。
で、思わず一言。
「ああ、怖っ(-_-;)」
 と言った所でTLがニヤリと笑う。
「ん〜誰か**のシスラボに送り込もうって話しなんだけどね」
 そう、サポート話はTLの冗談だったのだ。
まずいなぁ・・・


Feb.15,2002 (Fri)

IT業界3文字(アルファベット)言葉

 いわゆるRDBだの、SQLだの、ASPだの、VANだの、VPNだのというヤツらだ。
知ってなければ分からない上に、少なくはあるが同じ短縮形で違う言葉を指している時もある。
つまりは、どのカテゴリの話をしているのかも分からないと、ホント何を指してんだかってなもんだ。
コレが日本の情報サービス産業の認知とか、普及とかを妨げている原因になっていると言う御仁も居る。
確かに、技術系用語の和訳は難しく、取りあえず和訳したって単語が不評だったりする。
用語の標準化団体とかを造っても良いが、どうせ言葉狩りに明け暮れるつまらん組織ができあがる事であろう。

 さて、妙な前振りだが、今日の日記の趣旨は実はコレとはちょっと違う。

 私こと「行間を読め!」執筆者である入鹿は、
情報サービス産業界における3文字アルファベット言葉の氾濫を、
容認する事を此処に宣言するものである。

 え?何を唐突にってか?
今業務で扱ってるデータは次の様な言葉が飛び交っている・・・

 Neisseria gonorrhoeae
 Chlamydia trachomatis
 Candida antigen
 rickettsia tsutsugamushi

 こんなん解る様になるくらいなら、3文字言葉の方が良い。
という、非常にネガティブな所に端を発しているわけだ。
単語の意味はHALにでも聞いてくれ、専門では無いが十分知識の範囲内だと思うから。
因みに、別に偏って挙げた訳じゃ無いぞ。


Feb.16,2002 (Sat)

穴は何処?

 久しぶりに『穴組』企画を実現させるべく、この出張の地「栃木」にて穴の調査開始。
私と、探検部時代の先輩であるK氏と共に、鍾乳洞の洞口を確認するためフィールドへ出た。
フィールドへ出たと言っても、K氏の何処にでもあるのだが、非常に個性的な社用車で穴がある地域まで行き、そして現地で聞き込み等しつつ、洞口の位置を確認するだけの作業である。
 リストの上では、同一地域に約10穴ばかり固まっている事になっているが、結局は山の中の事だ。
谷が違うだけで一苦労だということは、長年の経験で身にしみて居るので、入洞対象となるであろう穴に絞って行う事にする。そして、出発前の簡単な意見交換で決まったのは【高松沢の穴】である。

 洞窟の所在地が分かっているのは「栃木県葛生町」まで、葛生町には高松という地名があったので、まずはその辺りをウロウロ。どこかのサイトに”信仰洞である”みたいな説明があったので、神社や祠を探すもやはり見つからない。
 宛のない探索は時間の無駄なので、物産販売付きの集落センタみたいな所でおばちゃんに聞くと、あっさりと場所が判明。再び車に乗り込み、山に向かってガタつく道を上る。途中までは車で行けるものの、後は歩き。完全な山道という訳でもなく、かなり綺麗な営林用道が整備されている。と言っても、走れるのはクローラを装備した運搬車程度で、ホイルの車が上がれる道ではない。
 かなりつまらない、造林された山を歩く・・・が、普段アスファルトやコンクリの上を歩いている身には、たとえ造林された杉の単一林でも、まだマシというもの。久しくこういう場所を歩いて無かったな。

 10分ほど歩くと、あっさりと洞口を発見。
洞口は底辺2m×高さ1m程度の三角形をしており、あまり広い感じはしない。
とあるサイトから引き出した情報と、微妙に食い違うのがちょっと問題。
もしかしたら、『水木鍾乳洞』の方かも知れない。

 まぁ、何にせよまずはひとつ。

 ついでに、別の谷だがそれほど離れていない「五丈の滝」とかいう滝をチェックしに行った。
滝まで500mという場所まで車で行け、それからしばらく歩けば滝に出る。
久しぶりの山道ってのは、やたらと疲れる・・・というか、道がちゃんとしているせいで、
地上と変わらぬスピードで歩いていた為だ。そりゃ、疲れるわな。
 昔ほど体に無頓着ではいけない立場になってしまったので、スピードを落としゆっくりと目的地へ。
”瀑観の橋”とか名付けられた場所に向かうが、だんだんイヤな予感がしてきた。

 水の音がしないのだ

 降りて、滝を見上げると・・・はぁ?
これが滝だと言うヤツがいるのなら、小一時間問いつめたい。
たとえ、渇水の時期だとしてもだ、周りの状態をみれば夏だって大した水は流れてない。
で、な・に・が「瀑観」だって?
 疲れたて辿り着いた目的地がしょぼいと、どうしようもない怒りがこみ上げる。
滝に罪はない。が、無理矢理景勝地としたどっかのバカには罪がある!

 なんか、名物・観光地、全てが無理矢理に見えるよ栃木県。


Feb.17,2002 (Sun)

Visor_Eage轟沈?!

 先日、穴の位置確認に行った後、K氏に頼んで本屋をつらつらと探していた時の事だ。
購入予定の書籍リストをVisorから確認するために、起動・バックライトの点灯を行った。
通常Visor_Eageでは、電源ボタンを2秒程押していれば、バックライトが点灯する。
が、その時は何やら点灯状態が怪しく妙にちらついた為に、私はバックライトを一時消灯し、
再び点灯させようとした。
 が、点灯しない。
 これはおかしいと思い、電源を一旦切って、再度起動させて・・・起動しない。
「なに?!」
 不測の事態である。
そういえば、ちらつくバックライトを消した際に、角のランプが妙な光り方をして消えた。
・・・接触不良か?!とも思ったが、LEDの接触不良はともかく主電源が入らないのは、
どういう訳なのだ?
 アレやコレやとやっても、結局電源は入らない。次第にイライラしてくる。
私の先2週間ばかりの、ビジネス絡み&プライベートの予定や、後に精算する出張関連の出費。
そのほか、通勤経路の時刻表や保護が優先される書籍のデータ、仕事関連のネットワークやその他の
環境設定データの全てがこの中に入っている。
 もちろんHotSyncにより、母艦となる93Jにはデータが残っているが、PCを立ち上げ無ければ、
それらのデータにアクセスする事ができない。既にPDAを手放せない私には、大いなるハンディ
と感じられる。つうか、正直言ってキレたいくらいムカついた。
 もちろん、購入したのが今年入って直ぐであるから、十分保証期間ではある。
だが考えてみてくれ、VTRを修理に出しているときにビデオテープは何の役に立つというのだ?
代車を用意できない工場に、通勤に使っている車を車検に出すだろうか?
そう、コレこそが(プライベートだが)ミッションクリティカルというものだ。
先の不便さを考え、私は天井を仰いだ。


Feb.18,2002 (Mon)

Visorは燃えているか?

 さて、昨日の「Visor_Eage轟沈」の続編である。
結論から言えば、70%が私の早とちりで30%が紛れもない現実だった。
では、前者の早とちりから説明しよう。

 主観的時間から言えば昨日、客観的時間から言えば本日の事だ。
私はハタと気づいて、Visor_Eageのハードウエアリセットボタンを押し込んだ。
「頼む!」と何処にも居ないであろう、私の神に祈りながら電源ボタンを押し込んだ。
結果・・・Visorは起動した。
そう、昨日は電源関係が飛んだかと思っていたが、実はハングアップしていただけだったのだ。
いや、”だけ”という表現を使うと如何にも馬鹿っぽいのだが、まさか非表示の状態で固まるとは、私は思いもよらなかったのだ。
上記の様に結論づけた理由は、Visor内部の時計の時刻にある。
キッチリ電源が入らなくなったと思いこんだ(=ハングアップした)時間のままだったのだ。

 で次に、後者の事実の部分だが、それはバックライトの故障である。
充電時の点灯および、サイレントアラーム機能は問題なく、バックライトだけ動かない。
LEDが切れるという事態は考え難いので、当然ならがらスイッチ機構の故障であろう。
せっかく、質実ないかにも壊れそうに無いガワのPalmマシンを購入したというのに、
中身がこれほどまでに弱いのか?因みに、私はこのVisor_Eageを常に身につけて居たが、
落とした事は無い。潜在的に抱えていた欠陥であれば、既に大問題になっているのだから、
これはいわゆる製品管理の誤差の範疇だとも思う。しかし、自分がそれに当たる等という
のはハッキリ言って御免被りたかった。

 更に因みにだが、こういう事態が考えられるので有れば、最低限必要な環境が動作する
バックアップ機が欲しくなるのが人情というもの。ハードウエアに不安を抱え、しかし使用せざるを得ない状況である場合、至極もっともな思考である(物欲の理論武装その壱)。
 Visorを修理(正確には交換だが)に出すのは当然としても、バックアップ用にもう一台PalmOS搭載機が欲しくなった。
で、アレやコレやとまたまた物欲モードに入って行く。
 この場合、バックアップ機に要求されるのは、最もクリティカルな情報を扱っている、アドレス・toDo・スケジューラ・メモのPalmOSならば必ず搭載されている、標準アプリの情報である。
これは、言って仕舞えば1MBも有れば十分保持できる情報なので、中古機やm100の様な安いエントリ機で十分こなせるものだ。

 しかし、m100は殆どの店で売り切れており、現在は搭載RAMを増量したm105が標準的価格で店頭に並んでいる状態だ。よほど地方の店の在庫で無い限り、そうそうお目にはかかれない。
 次に中古機であるが、秋葉や日本橋に出向くので無ければ、ネット通販で少ない在庫から選ぶしかない。
在庫していても、ネットの在庫ページに載せないショップも多く、それほど期待はできない。
なにより、今回陥った不測の事態の性格からみて、保証無しの商品にはちょっと手を出すのを憚る。
Eageが起動しなくなったショックもあってか、私は徐々に次のマシンを新品で購入する気になっていた。

 で、物色というか色々とPalmOS搭載機の事を考えた。
 本家Palmならば、フラッシュメモリ搭載モデルだったら最新OSが使える!
(しかしOS5.0になって、ARMに最適化されたら次の機種を買わねばならない)
 取りあえず、VisorシリーズはEage以降は日本語版でのニューモデルが出る可能性が低い。
 本家Palmは、拡張性という点からは語るべき所が少ない。
(VisorProやVisorTreo等は日本では発売する予定が無いとの発表)
 つうか、VisorはEage以外はとても食指が動くデザインでは無い。
 なんかPalmIIIcあたりからのデザインを引きずってるのが何とも野暮ったい。
 VisorPhoneは日本じゃ使えない。
 Springboard modulesは、それなり多いが、個々の完成度がいまいち。

 となるとだ。
拡張性があって、日本市場にフォーカスし、かつ付加価値たっぷりなPalmOS搭載機と言えば・・・

 やっぱりCLIEになってしまうんだな、これが。
(以下の文章はPEG-T400について語っていると思いねぇ)

 私が特に欲しているのは、GPS機能と、携帯電話には出来ないレベルのネットアクセス機能だ。
Visorは両者ともクリア可能か?というと、やはり160*160ではカラーで無いと表現仕切れない情報が多い。
私はVAIOは忌み嫌って居たが、PDAになると仕事の領域からそれなり外れるので、SONYのマーケティングの
範疇に入る事ができる。
 やはり日本語環境にはハイレゾが必要だ。
何もカラーは要らない、バッテリの保ちが気になるし、何よりグレースケールってのは以外に良いものだ。
win95以降のPCしか触ってない人たちには分からないだろうが、下手にどぎつい16色より断然見易い。
(↑私はSE30当たりで、グレースケールの良さというか、悪くない事を経験している)
320*320の表示領域は、ブラウジングするには十分な解像度でもある。
そいでもって、サイドジョグが付いてるし、Eageより更に薄い筐体(←フリップカバー無しでだが)。
(↑入鹿は携帯の10Key以外のインターフェースはサイドジョグで無いとダメだと思いこんでいる)
あと、筐体のデザインも、初期のものに比べれば我慢できる・・・というか問題ない内容である。
(↑入鹿は初代CLIEの形、およびVAIOカラーがお好みでは無い・・・つうか嫌い)
結局、筐体の軟弱さを除けば(Eageは殆どのパネルが金属)ほぼ理想型には近い。

 しかし、価格はVisorEageの購入価格の1.5倍以上(←店頭価格\29,800/PEG-T400)。
(↑因みにEageは秋葉で\17,800で購入、当時および現在の定価は\19,800)

 思案の為所だ。

 と、まぁ。
PDAが使えないという状態に陥ったが為に、ここまで突発性物欲が肥大化してしまった。
次の給料日には、出張精算した金額が含まれているので、普段より所得が多いかの様な錯覚がある。
実際は、微妙に出る利益分を既に友人達と飲み食いで浪費しており、やっと戻ってくるのだが・・・。

 つまり・・・買ってしまう可能性もあるって事だ。
ああ、コレを浪費と言わずして何と言うのだ。
(↑つうか、分かってんなら止めろよ)


Feb.19,2002 (Tue)

ア[規制]が居る

 現在私が通っている職場には、どう考えてもヲな人が居る。
いや、本人は認める認めない以前に、隠そうともしない・・・別に隠す事は無いだろう。
何故隠す必要がある?と、問われると困るのだが、普通の職場だという前提で考えてくれ。

 前々から、多少気になった事なのだが、メールの自動チェックの受信音を設定している人がいる。
なんか、時折音がするので、ああ、メール受信のアレか・・・と思っていた。
で、今日なのだが、音量設定が多少大きくなっており、その受信音の内容が明らかとなった。
私の耳に飛び込んで来たのは、ちょっと信じられない音だった。

「めーるがとどいたにょ♪」
(↑語尾に注目)

 ・・・正気かぁぁぁ!アンタァァァ!(^_^;)

そう、私の耳に聞こえたのは、紛れもなくで○子のアレだ。
まさか、職場のメールにアレを使うヤツが居るとは・・・。
ある意味、非常に漢(をとこ)だとは思う。
 ん?でも、もしかしたら俺の聞き間違いって事も・・・単なるバーチャルセクレタリの可能性も・・・
と、もう一回自分の耳を疑ってみていたら・・・

「めーるがとどいたにょ♪」
(↑しつこいようだが語尾に注目)

 ・・・間違い無い様だ。
で、同じくその人の携帯の着信・・・・
アニソンこそ使ってないが、現在まで4パターン以上のアイドルの新譜を確認している。

 ほほぅ、2次元から3次元までとは幅広いこって

 <教訓>
世の中には見られて困るなんてせせこましい事を考えない人は確かに居る

 この人は、あるいはヲ・の鏡なのかも知れない。
近づくのは躊躇しますけどね。


Feb.20,2002 (Wed)

読了読了

 日曜日に買い込んでおいた文庫本が尽きた・・・。
宇都宮市内が通勤時間にはそれなりに混むので、行きは40分帰りは30分ばかりバスに乗ってなければならない。
つまり、暇つぶし&休日以外の読書時間としていたのだ。

月と炎の戦記

『月と炎の戦記』
著者:森岡浩之
 
 森岡浩之が一昨年辺りに出してる古事記ものである。
神世の昔のお話だ・・・天照が岩戸に隠った時が舞台である。
挿し絵の服装は考証の余地無し・・・別に作家の責任じゃ無いがね。
まぁ、角川スニーカーだし、あまり突っ込んでもしょうがない。
裏表紙のコピーだと、神話ファンタジーとなるらしいが、角川スニーカーで十分。
読んでいて気になるのは、遙か昔に当てた漢字表記がうざい。
やはり漢字は、大陸の民族の字だな。
 
角川スニーカーだから、それなりに挿し絵の量は多い。
だけど、私としては逆に要らない、表紙だけで良いと思う。

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退魔師はがけっぷち。

『退魔師はがけっぷち。』
著者:森岡浩之
 
上記の続編って事になっている森岡浩之の作品。
年末に出たらしい。
時代はいきなり現代、喰えない退魔師のお話。
活字がでかい!行間が広い!無理矢理一巻にしてんじゃねーよ。
「前作読んで無くても〜云々」とあるが、失敗してる気がしないでもない。
3冊位貯まってから読むのが良いと思う。
 
此方も挿し絵が・・・設定が現代だから良いものの、やっぱり要らないかなぁ。
それにしても、角川源義のアレって角川スニーカーにも付いてたんだな。
今頃になって気づいた。

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R.O.D

『R.D.O』
著者:倉田英之
 
 なんかメディアミックスで手広くやってる題材というか、作品。
小説の作者は倉田英之(スタジオオルフェ)、アニメーションのシナリオも兼任。
あ、この場合漫画の原作も入るのかな?
内容は、主人公の女性が書痴で、大英図書館の特務エージェントで、紙使いで、アクション。
うむ、やる気の無い説明だな。
 
未だに本の話をすると、インターネットとか新しめのメディアを引き合いに出すバカが居る。
インターネットが出版を駆逐ものだと、い・ま・だ・に思ってるらしい。
例えば、本の延長にあって、本を置き換えるメディアならばともかくだ。
国境が無くなるくらいネットが普及しない限り、そんな事があろうハズも無い。
というか、ネット上をテキストが行き来してるうちは、そうそう変わらん。
インターネットはメディアを補完するもののひとつであり、駆逐する力は持ってない。
やっぱり、人間がワイヤードされないとダメだな。
 
本の話の途中だったな。
2巻以降はどうだろう、時間は潰せるが・・・。

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 あとは・・・木城ゆきとの「銃夢」最終巻の最終話当たりの空白の時間をちょいとリセットしたお話。

GUNNM LastOrder Vol.2

『GUNNM LastOrder Vol.2』
著者:木城ゆきと
 
 え〜、ノヴァ教授の活躍は続きます。
つうか、もっとノヴァ教授の活躍を期待します。
やっぱり基本はさぁ、ノヴァ教授が活躍しないとねぇ。
 
つうか彼に求めるのは作品で語る事だ。
下手な議論はするもんじゃない。

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Feb.22,2002 (Fri)

啓蒙活動

 出張同行の2人・・・つうか、メインの人員が向こうで私が見習いの様なものだが、その2人がPDAが欲しくなったらしい。
 打ち合わせの現場で、次の日取りを決める際に、
「・・・では*日の*時から」
 という時に、サッとVisorを出し
「*日は**の打ち合わせが*時から入っていますが」
 つう具合に予定の確認を即座にしたり。
「**のDNSって何番だっけ?」
 という問いには、設定を書いたメモを表示し、Visorごと渡す。
遅くなってバスが有るかなぁ?という場合にも、
「今からだと、*分と*分があります。でも*分だと、深夜料金取られます」
 という風に、サックリと情報を引き出すのをやっていたのだ。
システム手帳では、よほど気を使って書き込まない限り、このスピードは出せない。

 そういうPDAの利点を見せていたら、「欲しいなぁ」となってきたのだ。

 第一段階は成功

 2人とも、それなりハードウエアに拘りがあったが、うち一名はオフィスの隣のαランド(大塚商会の小売店)で、CLIEを見た際に私がチェックして集めた情報をベラベラと言っていると心が揺れたらしい。
先ほど、自宅(越前)に帰る為に早く上がった際に、
「CLIE買ってまうわ」
 と残して去った。
 週明けには、CLIEのPEG-T400を持って来るに違いない。
とにかく、「日本語が綺麗」という点が、落ちた原因とも言える。
私が、「出張用にB5ノート買った」とか「PDAを試したくてPalmOS搭載機買った」等と言ったときに、
「独り者の特権だ」
 と言った御仁が、CLIEを買うと曰う。
填ってしまえば皆同じ、この場合だと勝者はわたしだよな(笑)

 第二段階も1人成功

 とは言ってもだ、私もこの間の故障騒動で、1台限りというのに非常に不安を感じる様になった。
メーカーサイドから見れば、杞憂とも言えるが次の商品を買う分には歓迎なのだろう。
私もPEG-T400が欲しい・・・つうかマジ買いそう。

 まぁ、Visorは保証使って新品と交換した後に某クションで売れば問題無い。
八王子に居るときに秋葉まで出て購入したので、元箱が無いのはしょうがない。
元箱以外は全てそろっているのだから、それほど悪い値段でもあるまい。


Feb.24,2002 (Sun)

高松沢の穴

 栃木の洞窟の傾向を掴めれば・・・と、先週洞口を確認した「高松沢の穴」へ入洞した。
この高松沢の穴は、葛生石灰群のなかでは総延長が最も長い部類に入る。
某サークルの連中を呼び寄せるには、この穴と「水木の穴」あたりのはしごで良いかと考えていた。
しかし、適当過ぎる計画だとアレなので、同じ部の先輩であるKさんと共に調査しに入った。

 結果=群馬か福島のフィールドへ行きましょう。

 まぁ、私の自宅のある越前よりはマシというもの、石灰岩地形があり洞窟があるのだから。
今、色々と考えている。栃木で予定していた洞窟は、全て自然洞でかつ地権者の問題が無かった。
しかし、福島あたりの大物に入るには渉外活動が必要だ。
 個人では話にならないので、この際集まりを組織化してしまうつもりでいる。
もちろん、限りなく今まで通りではあるが。
幸い、Kさんを巻き込んで入洞実績を水増しできる事だし(笑)
でも、俺もそれなりの入洞経験があるからそれほど問題ではない。
問題は、調査実績の方だな。
スポーツケイビングと割り切っていたので、クライミング的楽しみ方に偏っているのだ。
さて、何かネタを探さないとね。

 高松沢の穴から出た後、Kさんと小山市まで足を延ばす。
目的は、アウトドアショップだ。
宇都宮と小山は新幹線で10分ちょいくらい離れているので、それなり時間がかかる。
で、お目当てのアウトドアショップにて、季節が過ぎようとしているせいか、スキーが安かった。
因みに我々(野外郎)の言うスキーとは、XCスキーかBKスキーそしてテレマークスキーである。
更に飛び抜けてエクストリームスキーがある訳だが、あそこまで行くとマゾヒストの様相を呈してくる。
いや、凄くて近づきがたいだけだけどね。
 いわゆる、アルペンスキーと呼ばれているのが、ゲレンデ(スキー場の)スキーなのだ。
あのハードブーツと、ガッチリ咬むビンディングは雪山の天辺から豪快に滑り下る為の道具なのだ。
だから、本来は非常にハードなスキーの道具なのだ。
いわゆる移動手段としてあった原始的な道具が、ある範囲で特殊化した道具なのだ。
一般化したとはいえ、限られた環境の為の道具であるのは変わらない。

 ああ、また話がそれたな。
そこでKさんは思わずBKスキーを衝動的に購入。
「前々から欲しかった」というのは解るが、目的じゃない高価なものを買ってしまうのはやはり衝動買いだろう。

「で、ノーマル&坊主のあのタイヤでどうやって奥日光まで行くんですか?」
 と、聞くと。
「決まってるだろう、入鹿の車でだよ」
「ええー、スタッドレスタイヤ履いたまま持ってこいってんですか?」
「大丈夫だよ、俺ん家にタイヤ置いていいからさぁ」
「俺スキー無いですよ?どーするんですか」
「うん?そんな、買うに決まってるじゃ無いか」
「えー、それほど余裕無いっすよぉ」
(それもそうだ、勢いとはいえ2台目のPalmデバイス買っちまったんだから)

 という訳で、私はこれから稟議を通して出張先へ車を運び、かつBKスキーを買わないといけないらしい。
これはなぁ・・・dHU2k売らないと出せないぞぉ・・・二度と会えないと思うと哀しい。
つうか、売る気になってるのが救い難いね。


Feb.25,2002 (Mon)

 何となく気分が小松左京、古本屋の100円コーナーにて適当に物色。

さよならジュピター『上・下』

『さよならジュピター』
著者:小松左京
 
 小説は面白いと思うよ。
この文量をそもそも映画にぶち込むのが問題アリアリだ。
連載のテレビ映画ならばまだしも・・・そんな予算あるわけ無しか。

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 そいで、レッドサン・ブラッククロスの背景が解らぬまま読み出したので、
新書の100円コーナーにあった佐藤大輔の「主砲射撃準備よし!」も購入。
しっかし、相変わらず「征途」見ないなぁ。

主砲射撃準備よし!

『主砲射撃準備よし!』
著者:佐藤大輔
 
 まぁ、なんつうか悪趣味とは言わないが、ちょっと黒めのジョークだよな。
いや、パロディか。
その黒さ加減がなかなか素晴らしいのが佐藤大輔だと思う。
とにかくほったらかしな他作品をとっととどうにかしろってば。

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Feb.26,2002 (Tue)

手塚治虫とモリ・ミノル(小松左京)

 まぁ、大御所と括ってしまえばそれまで。
2人とも丁度同年代で手塚が1928年生まれ、小松が1932年で敗戦が1945年だ。
小松が手塚と同時期に漫画を書いていたのは、最近出版されたモリ・ミノル全集によって、
それなり知られる所となった。

「小松左京って誰?」

 などと言うヤツの為に書いておくと、「復活の日」や「日本沈没」とか「さよならジュピター」
の作者。ああ、多少に最近に来れば「首都消失」なんてものあったねぇ。
 それも知らないという人は、以下は読まなくてもよろし。

 私が小松左京ものに触れたのは、当然世代的にもまずは映画からである。
映画は・・・正直当時の私では解らなかった、ドラマじゃ無い部分が。
そして初めての「救いが無い物語」だったのかも知れない。
この救いが無い物語というのが、「日本沈没」である。
CGはおろか、SFXという言葉さえ無かった時代、今見れば安っぽい特種技術しか無かった時代に、
よくもまぁこんな壮大(大風呂敷)な原作を使って映画を造ろう等と思ったものだ。
やっぱ勢いだね、勢い。人間勢いさえあれば、どうにかなるものだ。
 で、勢いだけでやっちまたのが「さよならジュピター」だと思うのだが・・・。
どだい無理な話なんだから、せめて自分で引導渡したるってな感じ。
 話がずれたな、「日本沈没」は何故に救いが無いかと言うとだ。
結局日本が沈んで無くなるからだ。ご都合主義は唐突には来ない。

 で、漫画家モリ・ミノル(小松左京)としては、漫画が世に出版されるなんて思いもよらなかったらしい。
なんせ、京大時代にしか漫画は書いておらず、卒業と同時に書かなくなっている。
正直、墓場まで持っていくつもりだったのだろう。
 しかし、家族は未発表原稿を、松本零士が貸本を大切に保管していたからさぁ大変。
結局、出版社の説得に折れて全集という形で、出版される事となってしまった。
因みに彼が漫画から手を引いたのは、手塚の「メトロポリス」を読んで敵わないと思ったらしい。
ごく最近造られた映画「メトロポリス」とは、かなりお話が違うので注意。

 で、先日書いた通り、久しぶりに「さよならジュピター」を読んでる訳だが、
えらい時間が経ってるせいか、初めて読むに等しい状況。
昔と違って、今読むと「設定がSF的なもの」と私の中で分類されてしまう。
つまり、エンターテイメント性の方が重視されているのかな?とも考える。
そんな考えを巡らさずに読めた昔を懐かしくもある。

 私は、気が向いた時に気が向いた本を読むだけの男なので、作家や本の背景ってのをあまり知らない。
特にSFに関してはサッパリだ。
まぁ、どんな本が面白いかなんて、本を読む人次第だからなぁ。
物語がどんどん破綻してゆくと普通はゲンナリするものだが、
「やっぱこの作者はこうじゃなくっちゃ!」
とか、言い出すヤツもいる。

 こんな事(↑)かいておいてなんだが、毎回ズレまくってあげく破綻してるよな・・・この日記って。

 取りあえず、SFに詳しい・詳しいだろう・多分詳しい・詳しいかどうか知らんが知ってる
という方は、小松左京がSFの世界でどう扱われているのかを教えて下さい。

 さよならジュピターは自分の思い出として、それなりの作品だが「クライシス2050」は、
どう考えても、どう思っても、被りすぎ・・・。
別にパクリだなんだとは言わないが、映画化では金と脚本を用意しただけだったのが更にいただけない。
更に、ハリウッドというブランドで、無理に着飾ったのもいただけない。
 こうなって来ると・・・
日本人からは「アレは邦画じゃない」
ハリウッドからは「コレはハリウッド映画じゃない」
 となってしまうと思うのだが。

 どうせ今頃になってウダウダ言うのは俺くらいだから良しとしよう。


Feb.27,2002 (Wed)

 色々ありますよねぇ、生活してると。
ああ、この言葉にはあまり意味がないなぁ、当然だなぁ。

 さて、間抜け空間はこの程度で。

 相変わらず国会はムネオと、低俗なマキャベリストで溢れている。
予算委員会とムネオ、どっちが大事だ?
あんな低俗な政治業者の為に、米国に勝手な事を言わせておく方がよほど屈辱的だが。
とっととデフレを何とかして頂きたい。
幾ら部門が好調で、右肩上がりでも足を引っ張る部分がでかすぎる。
親亀が転けたらどうしようも無いんだって!

 なんか、オリンピックに絡めてNBCアナウンサが不適切な発言
(やっぱり好きだなこの言葉・・・どうしようもなく低俗でさぁ)
 をしたが為に、ちょっとした騒動になっている。
韓国で、犬肉の文化があるのを見咎めて、国際動物愛護協会が韓国に意見したのは、そう前じゃ無い。
ついで、何を血迷ったかFIFAのバカがワールドカップを開く韓国で犬肉を喰うのを排除してくれ等とも言ったらしい。
 そこはそれ、韓国も自国の文化への干渉に対し、
「FIFAが口出す問題じゃないだろ!ああ?」
 と言った内容の返答をしている。
何て言うかなぁ、とにかく欧米的価値観がグローバリゼーションだと勘違いしてるバカが多いものだ。
アメリカ人に言わせれば、アメリカ=グローバリゼーションってもんだろうし、
加えてアメリカが真に自由でフェアであると信じて疑わない。
 ただ、戦場では例外らしいがね。

 自由とかフェアとかって言葉を使って他国を非望するのは、米国の十八番。
内容が矛盾だらけで、聞くに堪えない。

 で、我々から鯨を喰う自由や、犬を喰う自由を奪って善行をしたと陶酔するのが彼らだ。
人間同士で殺し合うのは、自由だ何だと言って賛美奨励する傍ら、
自分たちが喰わない動物に対しては、やたらとヒューマニストに豹変する。
要は、史上希にみるエゴイズムの塊。

 こういうのをみてると、やっぱコレかな?

「増長とは!」


Feb.28,2002 (Thu)

GPS携帯始まる

 別に買っちゃいない、こういうコピーでAUがジャンジャンCMを流している。
電話の何処に積めるんだ?という疑問は最早浮かばないだろう、なんせ軽薄短小な世の中だからな。
で、私が興味があったのは、サービス開始と同時では無く、ちょっと遅れて投入される松下製のGPS携帯だ。

 さらに言うが、別に買う気は無い。

 興味があるのは、地磁気センサを組み込んで来ているからだ。
地磁気センサがあるとどうなるか?標準的な持ち方をすると、地図の上が目を上げた正面の方向になるのだ。
当然だって?いやいや、地磁気センサを積んでいるのは松下製のヤツだけだ。
ついでに言うと、各種PDAのGPSモジュールだって、地磁気センサまで積んだのは少数というが極一部だけ。

 でも、CdmaOneで地磁気センサが難しいか?ってぇとそうじゃ無い、むしろ逆。
CdmaOneには、VectorOneっていう地磁気センサ制御技術が盛り込まれている。
で、このVectorOneって別にクアルコムが独自開発したものじゃ無い。
中身は日本のAP-One-Systemって会社の、地磁気センサチップ用のファームウエアだ。
将来的にどっかの会社がクアルコムと契約して、VectorOne互換チップを生産するかも知れんが、
現状では機種間でセンサの精度は変わらない。

 なんで、こんな細かい事を覚えていたかというと、この会社が某イベントでVisor用の
地磁気センサを組み込んだスプリングモジュールを参考出品していたからだ。
因みに、市販されることは無かった・・・。
 ああ、俺は地磁気コンパスだけの拡張モジュールが欲しいんだ!

以下○×△につき検閲削除

 くそう!自分で開発したる!>何を?

スカベンジャー説再びっ!

 米国ネイチャー誌に、Tレックスのプレデター説(捕食者説)を揺るがす論文が掲載された。
これまで、Tレックスは出土した化石の規模やその印象から、最強ランクの捕食者として考えられていた。
が、研究者の一部からは、Tレックスはスカベンジャーであるとの説が出ていたが、やはり英雄が必要だと。

 スカベンジャー:清掃機,ゴミあさりをする人 → 腐肉の掃除人

 そういう経緯で、凶暴なるTレックスの姿ができあがったのだ。
この根元的な問題はともかく、昔のTレックスは映画に出てくる様なスマートなヤツじゃ無い。
端的に言えばゴジラスタイルというヤツで、尾は地面に着いていただろうと考えられてた。
両足と尾の三点が地面についていたという具合だ。
 しかし、それを裏返す再現イラストが90年ちょっと前くらいから見られる様になった。
実際に骨格に即した再現であるが、最強の捕食者というイメージもあっただろう。

 で、ネイチャー誌に載った内容をTVニュースが正しく伝えていると仮定して、噛み砕いて内容を伝える。
Tレックスがプレデターであったという考えは、巨大な顎,巨大な体,太い足、を持ってしたら・・・。
というのが全ての始まりみたいなもの。
 今回のネイチャー誌の論文では、Tレックスが素早く走る為に必要な筋力を有していなかった。
という論を中心に書かれているようです。日本語訳されてから読みたいですね。

 ここを昔からチェックされている方は気づいたでしょうが・・・。
トップ画像は、我が家(実家)随一のハンターです、プレデターでは無いです。
彼女はその本能故に、雀・鼠・蛇・鳩・烏・・・・庭に現れる自分より取りあえず小さい動物をハントします。
そして、律儀に見せに来ます。
しかし食べている風では無いです、台所で待っていれば旨いものが喰えるからでしょう。


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